ミルククリームボックス。
俺の横綱パン。
三年前にコンビニエンスストアから姿を消し、やっと半年前にモドキを発見。
それが、
・・・本日。
本日。
立ち寄ったラスク屋に横綱、いた・・・!
その店は二、三年前に開通した道路が目の前を通る白がメインカラーのかわいい建物。
入店し一発で解った!
肉厚ブレッドにマットリ塗り込められたクリーム・・・
オイ・・・
嘘だろ・・・!
と疑わずにいられるか!?
それだけ、俺と横綱の間には自然消滅した恋人が再会した時の、あの気まずさと、お宝CDを中古販売店で見つけた時に通り抜ける信じられないような直流電流・・・
そんな複雑なプレッシャーが、今までの長い期間で築かれてしまっていたんだ。
この関係を修復するには一つ・・・
コイツを俺の入口から出口まで駆け抜けさせる!
ただ、それだけ!
うっすらとパンに染み込んだクリームのとろけた甘味と、その濃厚クリームのパフォーマンスを最大限まで発揮するために緻密な計算をされたようなパンの厚み、歯ごたえ、黄金比率・・・
横綱・・・
お帰りなさい!
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